いときりばが ぐらぐらしだした
なんか きもちわるかったけど
そのまま ごはんをたべよったら
ポロッととれた
あんまり いたくなかった
かあちゃんが
「『ねずみの歯と換えとくれ』てゆうて
そのはを なげり
上のはがぬけたら 下になげて
下のはがぬけたら 上になげるんよ」
てゆうたから ゆうたとおりにした
新しいはが はえてきた
あとで じゅぎょうでなろうた
にゅうしが ぬけて
えいきゅうしが はえてくるんや って
えいきゅうしは もう はえかわらんから
むしばにならんように せんといかんのや って
でも ときどき むしばになった
おくばが すぐ むしばになるんや
ちょっといたいけ ばあちゃんにゆうたら
「タンサンつけとき」ていわれた
タンサンのこなを むしばにつけた
タンサンはちょっと すいい 感じがした
でも やっぱり いたかった
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※すいい:「酸っぱい」の意