スクリーンは、映画館のより狭いなあ。
窓には暗幕がかかっているから、暗い暗い。
さあ始まる。
カーテンが開いたり、
ブザーがなったりしなかったけど
まあいいや。
みんなしゃがんで見ている。
映写機を回しているのは、N先生かな。
ときどき、
具合が悪くなって映画がストップ。
がやがやがやがや
覚えている映画は、
「瀬戸内少年合唱隊」(?)
瀬戸内のある町で
少年少女の合唱隊を結成する話。
「かあちゃんは犯人じゃない」
殺人の罪をきせられた
母の無罪を証明するために、
小学生の男の子が奮闘する話。
「?」
ゴジラみたいな恐竜が、
人間にさらわれたわが子を追って
都会に襲来して荒らしまわる話。
「?」
モスラのような、
大型の芋虫みたいな怪獣が、
人を次々と襲う話。
「赤い手袋」(?)
手が悪くなった(なくなった?)少女が、
友だちの助けで立ち直る話。
踊りを披露するとき、
手を隠すために皆で赤い手袋をつけた。
(最後の場面だけカラー)
「?」
マラソン選手が奮闘する話。
「?」
イケヤ彗星発見の話。
「フランダースの犬」
実写版。ちょっとしか覚えていない。
始めのほう、パトラッシュが
金物屋の車を引いているシーンや
終りのほう、ルーベンスの絵が
だんだん写されていくシーンなど。
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