◆（二年生の時）
きょうは　図工のじゅぎょうが　あるんやった

きのう　先生が　
きれいな　おくりものの　はこをつくるから
はさみとか　ざいりょうとかを
もってくるんよ
って　ゆうたんやった

きょう　学校にきて
もってこんやったのが　わかった

２じかんめがおわって
家に　とりにかえった

家は　学校のすぐそばやから
すぐ　もどってこれた

◆（二年生の時）
きょうは　きゅうしょくがないから
きゅうしょくぶくろを　もっていかんやった
ほしたら　休みじかんに
ばあちゃんが　もってきた
（いらんこと　せんでええのに）

◆（六年生の時）
昼から雨が降ってきた
かあちゃんが　傘を持ってきてくれた

帰ったら　母ちゃんがゆうた
「今日は　庄司校　行って　中学　行って
高校　行って　・・・
みんな　傘持って行かんから
門司じゅう　回ってこんといけん　疲れるわ」

ねえちゃんは　中学生
兄ちゃんは　高校生やったから


※図工：絵を描いたり工作したりは　嫌いだったが
　贈り物の箱（中身も作る）や箱庭など
　中身のアレンジが中心のものは　少し好きだった

※忘れ物：小学一、二年生の頃は　しょっちゅう
　忘れ物をしては　家に取りに帰っていた
　他の人も　ちょくちょく　取りに帰っていたと思う

　先生が「取りに帰って来なさい」と言ったことも
　あったんじゃないかな　でも
　大きくなるに従って　だんだん言わなくなってきた

※ばあちゃんが持って来た：祖母が忘れ物を持って
　学校に来るのは　何となく恥ずかしくて嫌だった