「軍艦が行きよるぞ」 誰かが言うと 男子はみんな 校庭の隅に寄って 金網越しに 海峡を見つめた 「自衛艦」なんて 気の利いた言葉は知らないので 僕たちは「軍艦」と呼んでいた 潜水艦が行く時も みんな騒ぎながら見ていた ※当時、漫画雑誌では 「大空の誓い」や「紫電改のタカ」 「サブマリン707」「ゼロ戦太郎」 など、戦争や自衛隊の話が多かった。 プラモデルでも 戦闘機、戦車、軍艦、潜水艦などが よく売られ、色々作った。