二年か三年のころまでは
カミソリの「は」のナイフで
えんぴつをけずっていたと思う
ぶんぼうぐやで 手でまわす
えんぴつけずりを かった
えんぴつを くるくるまわすだけで
きれいにけずれるから
べんりだった
三年のころ
えんぴつけずりのきかいを
買ってもらった
えんぴつを 押さえるそうちを
引っぱり出して
それにえんぴつを さしこんで
ハンドルをまわすと
すぐに きれいにけずれた
すごい べんりになった
でも
赤えんぴつは
けずっているさいちゅうに
しんが すぐ折れた
もっと後になって
電気式の鉛筆削り器が発売された
僕の家では買わなかったけど
それは 鉛筆を押さえるそうちがなくて
鉛筆を穴に差し込むだけで
自動的にモーターが回って
鉛筆を削る ということだった
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