◆正門の横（講堂の下の段）に
ヒマラヤスギが何本もあった
木の根元は　うっそうとして　暗かった

ヒマラヤスギたちは
毎朝　ぼくたちが　階段を登って来て
正門に入っていくのを　見とったんやろうなあ

何で「ヒマラヤスギ」って覚えたんやろか？
名前のふだが　木についとったんかもしれん

◆同じような木が　もう一本
運動場のすみっこにあった
体育倉庫の入口の近くや

このヒマラヤスギも
みんなが　運動場で遊んだり
運動会で走ったりするのを
何年も　見とったんやろうな

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（僕が卒業した後）

◆講堂をこわしてプールにしたとき
下の段のヒマラヤスギは　まだ残っとった

◆いつかしらんけど　気がついたら
校舎の両側に　スラ―ッと背の高い木が
何本か　立っとった
「メタセコイア」という木らしい
老松公園からでも　よくわかる

◆庄司校が廃校になって
プールを壊したときには
ヒマラヤスギは　なくなっていたと思う

メタセコイアは　今も健在や


※現在でも　門司図書館横の老松公園の入口に
　ヒマラヤスギと思われる立派な木が立っています