卒業式は　いつもの式とはちがう

◆先生たちの服がちがう
校長先生は　えんび服ていうんかな
つばめのしっぽみたいに
うしろが長い服を着とるし
女の先生は
えらいきれいな服を着とる

◆歌は
「蛍の光」と「仰げば尊し」に決まっとる

それに　聞いたことない　変な言葉も使う
「そうじ」とか「とうじ」とか
「きねんひんぞうてい」とか
「しゅくでんひろう」とか

◆「きねんひんぞうてい」は
六年生のだれかが　読むんやけど
その中で　「もくろく」とか言いよった
「もくろく」って　何？
意味がわからん
先生は　なんも説明してくれん

ほいで
「一つ　...　一つ　...」とかゆうけど
何で
「一つ　...　二つ　...」て言わんのやろ

◆それに　エライ人のあいさつが多い
司会の○○先生が
「くぼきよしかい　かいちょう　あいさつ」
って　ゆうたけど
『くぼきよし』ってだれ？

卒業式ってへんな式やなあ


※記念品贈呈：僕等が卒業する時は
　何を贈ったか　今となっては覚えていない
　みんなで相談して決めた覚えもない
　いつの間にか決まっていた気がする
　（僕が知らなかっただけかな？）

※くぼきよしかい：「父母教師会（ＰＴＡ）」
　というのを聞き間違った