夏休みの宿題は
「夏休みの友」をやってくること
それと 自由研究だ
「夏休みの友」は だいたい毎日やった
決まった日にちのぶんを
前もってやったことなんか なかった
お天気を書くらんがあったけど
毎日書かないから あとで困った
工作とか 図画とか 習字とか 研究とか
めんどくさいもんは あとまわし
そしたら 8月の終りになって
めんどくさいもんばっかし残って
もう どうしようもない
8月30日くらいになって
しぶしぶ やりはじめたら
そんなときに限って
○○ちゃんが遊びに来るんだ
「まだ宿題やっとるんね
うち もうすんだよ」
くっそー 勝手に遊んどれ!
でも 31日の夕方になっても
終わらない
9月1日の始業式の日に
できた分だけ持って行って
持っていかなかった分は
「たくさんあって
持ってこれなかったので
あした 持ってきます」
と言って切り抜けた
そして 帰って夜遅くまでかかって
工作をやったりした
「本当は作っていたんだけど
弟がこわしたので
持ってこれませんでした」
とウソをついたこともあった
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※「遊んどれ」:標準語で"遊んでいろ"のこと ちなみに標準語の"立っていろ"は「立っとけ」 「立っとれ」「立っちょれ」などと言う "待っていろ"なども同様
※弟に壊された:誰かも 同じウソをついていた 弟の○○ 濡れ衣着せてゴメン